ゲームについて
銃声が響く異国で、逃れられない因縁が交錯する――。
320枚以上のカットで描かれる、シリーズ初のフルスチル・シネマティックノベル。
2009年のタイを舞台とし、数々の香港ノワール映画に深いオマージュを捧げたハードボイルド・フルボイスビジュアルノベル。
本作は、2014年の香港を描いた『紅蜘蛛 / Red Spider』の前日譚にあたる作品ですが、独立した物語として構成されているため、本作からでも問題なくお楽しみいただけます。
〇ゲームの特徴
-2つの運命が交差するストーリー
本作は、元暗殺者の越児(ユェ)が主人公の「蜘蛛の章」と、北朝鮮工作員のミオクが主人公の「杜鵑の章」の二章構成です。タイで起きたベン(郭)の銃撃事件を巡り、身内の死の真相を追う越児と、脱北者を追跡するミオク、それぞれの視点から物語が進行します。一方の章では見えなかった事件の裏側や人物の行動の理由が、もう一方の章を読むことで繋がり、事件の全容が明かされます。
-暴力と熱気が渦巻く、2009年のタイ
舞台は反独裁民主同盟(UDD)のデモなどで政治的緊張が高まる2009年のタイ。民主化運動の熱気と軍部(ISOC)の思惑が絡み合う中、追われる者たちの逃避行が展開されます。香港ノワールの系譜を汲みつつ、これまでのシリーズとは異なる異国の空気感と、それぞれに深い業を背負った2人の女性の生き様がシリアスに交錯します。
-全場面スチル化による、生々しい生存のドラマ
本作から演出手法を一新し、従来の立ち絵方式を廃止して全場面をスチル化。細部まで描き込まれた320枚以上のカットが、過酷な状況下における登場人物たちの表情や空気感をダイレクトに伝えます。極限状態で交わされる会話や選択の重みが、視覚的にも強調されます。
-珠玉のサウンドトラック
塩生康範氏(エストポリス伝記)・中島享生氏(パズル&ドラゴンズ)が手がける楽曲が、血と硝煙に塗れた世界観を美しく彩ります。
-個人開発による情熱の結晶
企画・シナリオ・システム実装・演出のすべてを一人の開発者が手掛け、17名のキャストによるフルボイス、伝説的コンポーザーによる楽曲を迎えて作り上げた、ビジュアルノベルの限界に挑むシネマティック・ドラマです。
本作は香港ノワール系フルボイスノベルゲーム「紅蜘蛛/Red Spider」シリーズの5作目にあたる作品です。
総勢17人のキャストが参加しボイス総収録時間は2.2時間。本編の全てのストーリー、全てのエンディングを無料でプレイ可能です。
全2ルート:プレイ時間:2-3時間(各ルート1-2時間)
※全ルートエンディングまで実況OK!配信をご一報いただけたら公式Xでご紹介させていただきます。
〇ストーリー:蜘蛛の章
2009年。香港の黑社會組織「紅花会」の幹部ベンがタイで他殺死体で発見された。
紅花会当主の楊坤は暗殺組織「蜘蛛网」を脱走して紅花会で匿っている越児に調査を依頼する。
タイでは犯罪組織「新月」の当主ラムローワンがベンの殺人犯として指名手配されていた。
ラムローワンとは旧知の仲である越児は彼の嫌疑を晴らす為に立ち上がる。
〇ストーリー:杜鵑の章
2009年。北朝鮮国家安全保衛部所属の工作員ミオクはタイで脱北者の行方を追っていた。
ターゲットが香港のブローカーによって移送されることを突き止めその人物を尾行するが、目の前で彼は殺害されてしまう。
ミオクはかつての部下で現在は脱北してカトゥーイとしてタイの歓楽街で働いているユイと共にブローカーの携帯の行方を追うのだが……