はじめまして。ゲーム制作サークル FaSPel(ファルペル)の二月ほづみと申します。
『SPACE JK』という、ドット絵の住人「JK」を眺めて暮らす放置コレクションゲームを作っており、9月10日にSteamで正式リリースいたします(現在ブラウザ版先行公開中)。その前に、このゲームがどうやってできたのかを何回かに分けて書いてみようと思います。
ある日、ミスタードーナツに入ったら、隣に座っていた小学生らしき女の子たちが、おもむろにシール帳を広げました。
真剣な顔つきで、シールを見せ合いつつ交換してるんですよね。ははぁ、シール帳流行ってるって聞いたなーと、感心しつつ見ていたわけなのですが。(わたしは身辺にお子様がいないので、年少の人々の流行には直接の縁がない)
これが妙に印象に残りまして。いいなー、シール帳。集めるの楽しそう。私もやりたい。……と思ったものの、よく考えたら交換する相手が居ません。シールを集めても、見せる先がないのです。
それで、ゲームにしてみることにしました。JKたちがシールを描いてくれて、プレイヤーはそれを集める、という立て付けです。ゲームの中なら、シールをくれる子も、交換してくれる相手も居ます。
現実のシールと違って、デジタルなシールには質感や存在感がありません。その分、コレクション&カスタマイズの楽しさを詰め込んで、「お部屋をつくる&JKを眺める」のがほんのり楽しい感じの、緩いゲームになったらいいなと思って作りました。
で、絵をどうするか——と悩むまでもなく、手元に浮いている素材がありました。
2年ほど前、ドット絵の女の子(JK)のジェネレーティブNFTを作ってみたことがあります。髪、服、靴、目、小物などをパーツで用意し、組み合わせでキャラクターを自動生成するものです。当時あそんでいた海外のweb3ゲームに、ジェネレーティブNFTをプレイアブルキャラにするものがあって、それが楽しくて、自分でも作ってみたいなーと思ったのがはじまりです。
Heymintというサービスを使って作りました。用意したパーツ数は1,491点。確か、準備に2〜3ヶ月くらいはかかったと思います。
しかし、作ってはみたもののあんまりうまくいかず(広報ぜんぶ英語でやらないといけないしね…)やがて諦めて放置……今年気がつくと、Heymintがサ終していました。
データの保管場所ごと消え去っていたので、企画ごと跡形も無くなり… まあ、動いていなかったので特に痛手でも無かったわけですが。
そんなわけで完全に行き場を無くしてしまったJKたち。『SPACE JK』は、このJKたちに再び日の目を見せてやりたい、という気持ちもあって始めた企画です。
もともと、JKはゲームのプレイアブルキャラにできるよう、歩きや攻撃、飲むなどの簡単なアニメデータも持っていました。ので、作った素材そのままでゲームに利用できる形になります。
パーツを組み合わせて姿を作る仕組みなので、住人は一人ひとり違う姿になります。JKは宇宙卵から生まれてくるのですが、レアなJKを引くのはなかなか大変で、たまごが虹色に輝いたときはかなりラッキーです。 JKたちが毎日1枚シールを描いてくれて、それを集めて、足りない絵柄は他のプレイヤーさんと交換する。——ミスドで見かけたあの遊びとは、なんか違うような気もしますが、とにかくシール集めゲームです。
次回は、JKたちの設定を作ったのに、ゲーム内では説明しないことにした話を書きます。
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