モノクロな世界を冒険する 2D アクションゲーム『Mono』の開発過程について、全 3 回に分けて紹介していきたいと思います。
今回は制作の経緯や体制についての紹介となります。
『Mono』の開発は、とある大学の部活動から始まっています。 コンピュータ系の部活で、『Mono』を作り始める前にもハッカソンなどでいくつか小規模のゲームを作ることがありました。
しかし、作っているうちに「1年ぐらいかけてもっと大きなゲームを作りたい」という欲求が生まれ、メンバーを募って開発することになりました(開発を始めた頃はちょうどコロナ禍の時期ということもあり、実はそれまで一度も対面で合ったことのないメンバーもいました)
計画がスタートした当初は、基本的には1年、長くても2年という見積りでいました。どのメンバーもこのゲームを製作するまでは、大きくても1か月程度で作れるゲームしか作ったことがありませんでした。
社会人になってからもゲームは作り続けるつもりではあったため、勉強もかねて一通り色々な要素を含む(とても曖昧な認識)ゲームを作ろう! ということでメトロイドヴァニアというジャンルが選ばれたという経緯になります。
メインの開発メンバーが 5 人、臨時の開発メンバーが 3 人の計 8 人での開発になります。メインの開発メンバーは全員プログラマです。
企画・マップ作成・デザイン・サウンドなど世界観に関わる部分は最初に企画をした 1 名が請け負い、プレイヤー操作・雑魚敵・ボス・イベント・UI・システム・セーブの企画・実装や広報を他 4 人で分担するという体制でした。 臨時の開発メンバーはそれぞれサウンド・プログラム・テストプレイを担当してもらいました。
制作のペースについてですが、基本的には毎週土曜日にオンラインで進捗報告会をし、それ以外の日に作業を進めるという体制でした。時期にもよりますが、平均すると 1 週間につき 1 日を使うぐらいの作業時間になると思います。
5 年という長い開発期間ということもあり、定期試験や卒論・就活などの特に忙しい時期には報告会をなしにするなど、ある程度柔軟に対応していました。根を詰めてやるというよりかは、継続できることを重視した開発ペースで意識していました。
制作ツールは以下の通りです。
2DアニメーションはUnityの標準機能でボーンを設定して作成しています。
この開発の転機とも言える出来事として、東京ゲームダンジョンへの参加があります。
実は開発当初は販売するつもりはなく、UnityRoom 等で無料で公開しようと考えていました。
しかし、去年の2月ごろに「長く開発を続けてきて、ここまで頑張ったんだから Steam で売ろう」ということに決まり、リリースへのマイルストーンとして東京ゲームダンジョンに参加することが決まりました。
参加が決まってからは、X アカウントの開設・Steam への登録・ポスター / チラシ / 名刺の作成など、今までゲームの開発のみしていた時には想像もできていなかった作業が次々と降ってきてドタバタしていましたが、なんとか出展にこぎつけることが出来ました。マーケティングの大変さを実感する出来事でした。
出展して一番良かったと感じたことは、見ず知らずの人が自分の作ったゲームを目の前で遊び、楽しんでくれたこと で、開発の最高のモチベーションになりました。これのためにゲームを作っているといっても過言ではないかもしれないです。
特に初見プレイヤーのダイレクトな反応はこういったオフラインのイベントでしか味わえないため、非常に貴重な体験でした。
主催してくださった運営様、およびプレイしてくださった方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
また、プレイしてくださった方にアンケートのお願いをしていたのですが回答率が非常に高く、イベントに参加されている方々の熱量の高さに驚いたりもしました。
アンケート結果の分析やプレイの様子を観察することで、他のゲームと比較した時の強みは何か、どこで差別化していくべきかなどを見直す良いきっかけになりました。
やはり良いゲームを作るためには実際に色々な人に遊んでもらうことが大切だと思うので、皆さんも是非そうした機会を設けてみてください。
このイベントを経てどうゲームをブラッシュアップしていったのかや、本作のゲームデザインに関する内容ついては別の記事で紹介する予定です。
先日は強化のリセット機能や難易度選択を追加するアップデートを行いました。自分に合わせた難易度を選択できるようにすることで、本作を楽しんでいただける方を増やす目的の内容になっています。
今後はボスとの再戦機能などの機能を追加するアップデートを予定しています。 また、想像以上に海外の方にウィッシュリスト登録していただけているため、年内を目標にローカライズについても対応予定です。
▼ Steam ▼
発売済アクションMono
350円応援 6
▼ X 公式アカウント ▼
フォローすると、開発ログや新作ゲームの公開が通知されます