『三位一体の単一点』(以下サンイチ)の背景づくりは、まずロケ地へ写真を撮りに行くところから始まります。今回は、なぜわざわざロケ地に行くのか、という話です。
サンイチはSFのノベルゲームですが、はるか遠い未来の、現実とかけ離れた世界の話ではありません。今と地続きの未来の話として作っています。
書き始めたころは、数十年後くらいのつもりでした。でも今は、もしかしたら数年~十年後くらいの話になっているかもしれません……。それはさておき。
今と地続きの未来を描くなら、作品には一定の実在感が必要です。もちろんフィクションですし、現実とは違います。それでも「これは私たちと地続きにある世界の物語だ」とプレイヤーに思ってもらうことは大事で、そのためには背景の作り方がすごく重要だと思っています。
以前、漫画家の友人に相談したときにこういわれました。
物語には直接いらないが、そこにあるはずの傷や汚れのディテールがちゃんと描かれていること。それが、この作品が必要としている"地続き感"を演出するのに大事だと。
そのディテールをくみ取るために、この作品はロケハンに行ったほうがいい、とも。
だから、サンイチの背景は、できる限りロケ地に行って資料写真を撮影し、作っています。
ロケハンは、シェアサイクルで回りました。
平地が多い場所だったのは幸いでした。ただ、工業団地を見て回ったら、これがめちゃくちゃ広い。普段の運動不足がたたって、かなりしんどかったです💦
帰ったら、家族に「うわ、焼けたね」と驚かれました。普段どれだけ引きこもっているか……
今、チームで作成を進めている背景のクオリティに、私は満足しています。
ロケハンをしたことで、やはり背景に"実在感"が生まれます。これはサンイチのテーマを表現するのに、一役買ってくれていると感じます。
是非、一度ロケハンを検討してみてはいかがでしょうか。
こうしてロケ地の写真をもとに背景を作っていると、ふと気になることが出てきました。
実在の建物をモチーフにして、描いていいのだろうか。法律的な問題は?
次回は、その疑問を調べた話を書こうと思います。
『三位一体の単一点』は、チームサンイチが開発中のSF群像劇ノベルゲームです。
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