ポッドキャスト版
前回の記事でもすでにお知らせしたのですが、Nintendo SwitchとSteamで配信中のパズルゲーム『パケットクイーン#』を、7年ぶりに大型アップデートしました。 すでにお持ちの方は、アップデートをダウンロードすれば新しいバージョンで遊んでいただけます。

7年も昔にリリースしたゲームを、また触ることになるとは、正直まったく思ってもみませんでした。 今日はその「なぜ今さら」の部分を、お話しさせてください。
『パケットクイーン#』は、「パケット」という色つきのデータの小さな粒々がリアルタイムに流れてくるのを振り分けて、ポーカーみたいな役を揃えるゲームです。
これまでパケットは、色と形で見分けられる仕組みになっていました。
……ところが、これが私どもの配慮が足らずでして。場合によっては、色で見分けがつかないことがあり得るということを、教えていただいたんです。
そこで今回、パケットに模様を入れました。色だけに頼らなくても「これが何のパケットなのか」が分かりやすくなるように、やってみています。
どうでしょうか。よかったら、以前遊んだことがある方も、まだない方も、一度遊んでみてちゃんと見分けがつくかどうかを確かめていただけると、とても嬉しいです。
<オリジナル版> ↓ <アプデ版>
せっかくグラフィックをいじれるなら、と欲が出まして。イベントCGと立ち絵を、ほぼ一通り新しいものに差し替えています。
7年も昔のイラストを、ちょっとでも見栄えのいいものに直したいなと思って、この春ぐらいにずっと描き直しをしていました。
お話の内容そのものは変わっていないので、そこは今まで通りです。多少お色直しをした状態でアップがかかっていますので、よろしくお願いいたします。
事のはじまりは、去年の暮れでした。
ふと自分のゲームのSteamストアページを見たら、レビューがついていたんです。
お恥ずかしい話なのですが、うちのゲームって、ほとんどレビューをいただくことがないんですよね。これは私どものゲームが良くないんだとは思うんですけども、良いレビューにしろ悪いレビューにしろ、どちらもあんまりつかない。
なので私はもう、7年間ずっと「レビューは来ないもの」だと思い込んでいました。 Steamって、レビューがついたからといって「レビューされました」と教えてくれるわけでもないので、なおさら見に行かなかったんです。
しかも、日本語のレビューではなく、英語のレビューをいただいていて、言語設定が違うので余計に見つけられてなくて。 でも、ありがたいことに「おすすめ」をつけてくださっていました(感謝です!)
日付を見たら——1年前にいただいていたレビューでした。
丸1年、気づいていなかったんです。本当に申し訳ないです。まさか私どものゲームにレビューをいただけるなんて、その時は思ってもいなかったので、本当にびっくりしました。
レビューでは、褒めていただいていたのですが、あわせてこう書かれていました。
色覚特性によっては、パケットが見づらい。
本当に恥ずかしながら、色覚特性には何種類かあって、その見え方に合わせて色を設計しなければいけない——という視点が、私の中からスポーンと抜け落ちておりまして。
これは対応せねばならん、と思いました。 それで今年に入ってから、「パケットクイーンのアップデートをやろう」という話になったんです。
春頃から準備を進めて、ようやく6月ぐらいに、藤川(藤川ヒロヒコ/プログラム担当)のほうが組み込みの作業を行うことができました。
ただ、それこそ7年前のゲームです。Unityで開発していたのですが、それも随分と古いバージョンのUnityで実装されていたので、まずゲームエンジンのバージョンを上げるところからでした。
なかなかね、ちょっと大変だったんですけども……無事、なんとか新しいUnityに乗せ替えて、グラフィックも差し替えて、新しくすることができました。
ここで私が日本語でお礼を申し上げても、たぶん届かないんだと思うんですけど。
本当に感謝しております。ありがとうございます。
次からは、色のことはあらかじめちゃんと考えて、確認しながらゲームを作っていかなければいけないな、と本当に思いました。次回からは、ちゃんと最初から気をつけて作れるように頑張ります。
もし未プレイの方がいらっしゃいましたら。
短いカジュアルゲームで、Nintendo SwitchとSteamで販売しています。 もともと500円のワンコインのゲームなんですけど、大きなセールがあるときには思い切った割引をして出していますので、セール待ちしていただいて全然大丈夫かと思います。
ストーリーモードをすんなり遊んだら、だいたい1時間半ぐらいで遊べるのかな、と思います。ポーカーっぽい役揃えパズルが苦手じゃなければ、サクッと遊んでいただけるライトなゲームになっています。
そして、ちょうど今わたしが作っている『メルクリウスの青い砂』の序盤の時間軸あたりのお話、でもあります。 主人公がユノという女の子で、プラエと出会ってしばらく——『砂』でいうと一章の真ん中あたりのイメージです。そういう意味でも遊んで楽しんでいただけたらいいなと思いますので、もしよかったら、ぜひ手に取ってやってください。
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