皆様、はじめまして。インディーゲームサークル「studio wasp」です。
紅蜘蛛シリーズというフルボイスの香港ノワール系ノベルゲームシリーズを2014年から作り続けています。
「香港ノワール」というのは香港で作られる、主に香港裏社会を舞台とした映画のジャンルです。近年では「トワイライト・ウォリアーズ」などがそれにあたります。
私たちが作っている香港ノワール系ノベルゲームは、このジャンルの世界観で描かれるハードボイルドなノベルゲームです。
私たちstudio waspはこのジャンルが大好きなのですが日本ではあまりメジャーなジャンルとは言い難い為、本作を通してファンを増やして日本で公開される香港ノワール作品を増やしたいという思いで作品を作り始めました。
その為、
というスタンスで制作しています。 シリーズとしてはこれまでに5作品リリースしていますが、昨年からは旧作のリマスター版の制作に着手しました。
本作は、旧作の単なる移植ではありません。最大の変更点は、立ち絵方式から「全場面フルスチル化」への移行です。 現在開発中なのは2作目の「紅蜘蛛2/Red Spider2」のリマスター版ですが、主人公の越児(ユェ)をはじめとする約60名分のキャラクターデザインを刷新し、現時点でトータル1100枚のスチルが完成しています。 圧倒的な物量で香港ノワールの世界を描き直していますので、ご期待ください。
本作では、各場面の舞台を3Dセットとしてゲーム内に構築し、それに3Dアバターを配置して撮影することでスチルを制作しています。 大帽山の隠れ家などの架空の舞台だけでなく、実在する場所や、今はもう失われてしまった場所も重要な舞台です。例えば、旧作にも登場した名店「中國冰室」(※現在は閉店)もその一つ。集めた資料と後述のロケハンの成果を基に、当時の面影を3Dで再現し、スチルの背景として落とし込んでいます。
舞台となる香港の空気感をより正確に再現するため、実際にこれまで5回香港にロケハン(背景用素材の撮影)に行っています。 今年は5月末に2泊3日で向かい、城門水塘や太平山、そして旧油麻地警署で現在開催中の油蔴地警署光影之旅にももちろん行ってきました! 実地に赴くことで、当初想定していた場面の舞台を変更したりしています。 例えば太平山にある高級住宅街の偵察をした後に話し合いをする場所は、当初は九龍半島にあったお店を想定していたのですが現地に行ってわざわざそこまで移動するはずがないと実感した結果、急遽太平山餐廳のセットを組むことになりました。
ここではこうした様々なこだわりを時々お話しできたらなあと思っています。 紅蜘蛛2/Red Spider2リマスター版のリリースは来年1月末を目指しています。 興味を持った方は是非ウィッシュリストにご登録ください。
また、昨年リリースしたシリーズ1作目のリマスター版「紅蜘蛛/Red Spider」リマスター版や一昨年リリースした紅蜘蛛外伝:暗花もフルスチル化作品ですのでお気軽に遊んでみてください。いずれもWin/MacだけでなくAndroid/iOSで無料配信中です。