開発中のゲーム『SIGNOS: AI Robot Builder』。
これが本作の正式名称なのですが、実はこのタイトルを決めるとき、Claude先生にちょっと反対されたことがあります。
「ゲームのタイトルにAIという言葉は入れない方がいい」と。
当時の僕は、まあAIを毛嫌いしている人もいるし、そういう人に敬遠されるからかなぁ、くらいに考えていました。
でも、実際にゲームを公開してみて、その忠告の意味を身をもって理解することになりました。
本作は日本語だけでなく、英語を含む13言語に対応しています。
せっかく多言語対応したのだから、海外の人にも知ってもらいたい。
そう思って、Steamのストアページ公開後、英語での宣伝活動を始めました。
ところが、これがなかなか難しい。
海外、特に欧州や北米のコミュニティでは、AIに強い拒否感を持つ人たちの声がとても目立ちました。
もちろん、AIに反対する人がみんな過激なわけではありません。AIの利用に慎重な意見を持つこと自体は、別におかしなことでもないと思います。
ただ、強い言葉で批判する人の声は、とにかく目立つんですよね。
僕自身も批判を受けました。
そして、豆腐メンタルな僕は早々に撤退(笑)。
英語で積極的に情報発信するのをやめてしまいました。
せっかく13言語に対応したのに、開発者本人が海外への宣伝を諦めるという、なんとも情けない結果に……。
ただ、批判ばかりだったわけではありません。
「AIを使っていても独創的なゲームはある」
そんな趣旨の言葉をかけてくれる人もいました。
数は決して多くありませんでしたが、やっぱり嬉しかったですね。
そもそも、僕がAIを使ってゲームを開発しているのには理由があります。
僕は普段、会社員として本業の仕事をしています。
その合間にゲームを作っているわけですが、AIがなければ、このゲームを一人で完成させるのはかなり難しかったと思います。
もちろん、AIを使えば簡単にゲームが完成するわけではありません。
アイデアを考え、仕様を決め、実装を確認し、不具合を直し、何度も調整する。完成までに必要な作業は山ほどあります。
それでも、AIによって個人開発のハードルが大きく下がったことは、僕にとって間違いのない事実です。
AIがなければ、そもそも『SIGNOS』というゲームは世に出せなかったかもしれません。
そう考えると、批判されたからといってAIの利用そのものを否定するのも、なんだか違う気がしてきました。
そんな経験を経て、僕なりに一つの結論に落ち着きました。
AIに反対するわけでも、積極的に支持するわけでもない。
AIを使っていることを隠すつもりはありませんが、だからといってAIの素晴らしさを声高に主張したいわけでもありません。
AIを使わずに作品を作る人もいれば、AIを活用して作品を作る人もいる。
それぞれに考え方があっていいと思います。
僕にとってAIは、単純に便利な道具です。
使った方が良いものが作れるなら使うし、そうでなければ使わない。
それだけのことです。
これからも、そんなニュートラルな立場でゲームを作っていこうと思っています。
さて、最初の話に戻ります。
『SIGNOS: AI Robot Builder』。
結局、ゲームのタイトルには堂々と「AI」が入ったままです。
ちなみに、本作はプレイヤーがロボットの行動AIを自分で組み立てて戦わせるゲームです。
つまり、タイトルの「AI」はゲームの仕組みそのものを表しています。
生成AIを使って開発したことをアピールするためにつけた名前ではありません。
とはいえ、今の時代、タイトルに「AI」と書いてあれば生成AIを連想する人もいるでしょう。
そういう意味では、Claude先生の忠告は正しかったのかもしれません。
でも、今となっては、このタイトルも案外気に入っています。
タイトルにはAIと入っている。
開発にもAIを使っている。
でも、AIを売り文句としてごり押しするつもりはない。
僕が作りたいのは「AIを使ったことがすごいゲーム」ではなく、普通に遊んで面白いゲームです。
AIを使ったかどうかではなく、完成したゲームそのものを見てほしい。
そんな今の僕のスタンスに、このタイトルは意外と合っている気がしています。
というわけで、これからもAIは便利な道具として使い続けます。
そして、AIについて語るよりも、作ったゲームについて語ってもらえるようになりたいですね。
……もっとも、まずは知ってもらわないことには始まらないんですけどね(笑)。
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『SIGNOS: AI Robot Builder』はSteamにて無料DEMO版を公開中です。
ロボットのパーツと行動AIを自分で組み立て、完全自動のロジックバトルを楽しむゲームです。
製品版は2026年11月10日発売予定。
Steam
興味を持っていただけたら、ぜひ遊んでみてください。SIGNOS: AI Robot Builder
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