東京ゲームダンジョン13のうちのブース、おかげさまで「ブース自体が楽しい」と好評でした。
初回の記事ではNFCの仕掛けを紹介しましたが、実はこのブースの空間そのものには師匠がいます。うちのUI/UXデザイナーのハクナギさんです。
私はこのゲームを作り始めるまでイベント出展の経験が全くありませんでした。前回の出展は、正直に言えば「机に物を並べただけ」。悪くはないけど、足が止まるブースではなかったと思います。
そこでデザイン系の仕事をしていて、デザフェスに何度も出展しているハクナギさんに相談したところ、めちゃくちゃ色々と教えてくれました。
ハクナギさんいわく、デザフェス(デザインフェスタ)はクリエイティビティのある人しか出ないから、全員がブースを凝りに凝る過酷な世界なのだそうです。ブースづくりの事例としてはゲームイベントより先を行っている。そこで何度も戦ってきた人の知見です。
「ブースは世界観。世界観は高さと密度で作る」
いちばん大事なのはパーテーション。配布される机の後ろにパーテーションを立てると、背後の会場と隔絶されて、そこに1個のワールドができる。そのうえで、壁より手前を高い密度で使う。机の上だけでなく、横の面も、縦の空間も、全部使う。
空間を隔絶させ、その空間を展示で埋めつくすことで、世界観が生まれるのだと。
とはいえ、パーテーションを持っていくのは大変です。そこでAmazonでグリーンバック用の分解式ポールを買って、家にあった約2.5m四方の布をバッと張り、背景の面を作りました。
ちなみにこの布、冬に仕事机をこたつ化するのに使っているこたつ布です。机を布で覆って中に弱めのヒーターを入れると、冬が最高に快適になります。それがまさかブースの背景になるとは。
机まわりは、説明用の卓上ポスタースタンド、キャラクターイラストをラミネート加工してメッシュラックに縦掛け、モニターをバーンと置いて、さらにタブレットアームでタブレットも設置。加えて試遊PCやビラなどもあるわけですから、東京ゲームダンジョンの机はかなり大きいのに、手狭に感じるくらいの密度まで詰め込みました。
黒い布で隔絶されたブースは、「ここにいる間は『三位一体の単一点』のことだけ考えてほしい」という空間に、少し近づけたと思います。実際、ブースは好評でした。
ありがとう!ハクナギ師匠!
……と、ここまでは良い話なのですが。
高さと密度を追求した代償は、物量です。分解式にしたところで部品の数は減りません。家を出るとき、トランクは既に旅行帰りみたいにパンパン。設営は開場に間に合わず、撤収は会場でいちばん最後でした。
労力に見合う成果はあったものの、それはそれとしてめっちゃ大変でした。重いし。 次のイベント時は設営要員を補強しようと思います。
次の東京ゲームダンジョン14でも、この教えをベースにブースをさらに磨くつもりです。空間の密度はそのままに、もっと「サンイチの世界に入り込んだ」と感じてもらえるブースへ。
会場であの黒い空間を見かけたら、ぜひ足を止めてみてください。
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