今日は東京ゲームダンジョン13にて、私たちが作った、ブースの"ギミック"の話をします。
イベントに出展すると、どのブースにも「QRコードを読んでサイトを見てね」という案内があります。うちも前回まではそうでした。
正直、あれって面白くないよなあと思っていたんです。なんならちょっと商売っ気みたいなものも感じてしまったりもして。
せっかくブースに来てくれているのだから、そこでの体験すべてをエンタメにできないだろうか、と思うんです。
まったく別のイベントで、「魔法の杖」を作っている人に出会いました。
その杖の先にはNFCタグが仕込んであり、スマホをかざすと指定したリンクに飛びます。 たとえばメイド喫茶で、メイドさんが「私のX見てください」とQRコードを差し出す代わりに、こう言えるんです。
「これ、魔法の杖なんです。スマホにかざすと、私のXが出てきます」
同じ「スマホでリンクを開いてもらう」なのに、物語が壊れていない。むしろ楽しい。この話を聞いたとき「めっちゃいいじゃん」と感動して、次のイベントでやりたいと思っていました。
それで今回のブースにはこんな案内を置きました。
来場者さんがスマホをかざすとブースのモニターとタブレットの画面がふわっと明滅して、奥のライトも一緒に明滅します。
スマホをかざすとブース全体が共鳴する。 そのついでにゲームの紹介ページへのリンクがスマホに届く。
仕組み自体はNFCとちょっとした自作プログラムです。結構シンプル。 でも「自分の動作にブースが応えてくれる」のはやっぱり面白いようで、かざした方が「おおっ」となって、そこからゲームに興味を持ってもらえることも何度もありました。
『三位一体の単一点』は、三人の主人公のあいだで「思考の断片」を受け渡して、一人では辿りつけない答えを見つけていく群像劇ノベルゲームです。誰かの何気ないアイデアが、別の誰かの中で運命を変える閃きになる——そういう「伝わっていくこと」の物語を作っています。
だからブースも共鳴し広がっていくような場所にしたかった。ゲームのテーマを体感できるような空間にしたかったんです。 SFものというのもあって親和性は高かったです。
観察していて気づいたのですが、NFCでリンクを開いた方はチラシを受け取った方よりもその場でしっかり読んでくれるんです。「配られた紙」ではなく「自分のスマホに自分で取りにいった情報」だからでしょうか。
反省点もあり、連動させたライトは色の変化が微妙すぎてほとんど気づいてもらえませんでした。 また仕掛けを盛りに盛った結果、家を出るときのトランクは既に旅行帰りみたいにパンパン。設営は開場に間に合わず、撤収は会場でいちばん最後でした。次はもっと早く会場入りします💦
次の10月31日の東京ゲームダンジョン14にも出展します。
今度はスマホをかざした後。スマホにリンクが届いた後に、さらにもう一段深く作品の世界に入り込めるようにアップデートする予定です。
是非遊びに来てください!
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